製造部門移転について 第7回

~くるみ製本~

製造部門移転について 第7回
~くるみ製本~

 
制作の須藤です。人生の半分ぐらいを
データ制作に費やしていることに
いま気づきました。
あ、気づかなきゃよかった……

そんな私がイナミツの印刷物に出会ったのは20年ほど前。当初は何も考えていませんでしたが、あるときふと「そういえばイナミツさんの印刷物ってキレイだな」と気づきました。気づいてよかった……
その数年後にイナミツの“中の人”となった私。職人さんたちのお仕事を目の当たりにしたときに「なるほど。だからキレイなんだな」と納得するのでした。

 

ということで、イナミツ印刷の「くるみ製本」についてご紹介します。

くるみ製本。本文の背の部分を数ミリ削り、そこに強力な糊を付け、表紙を貼り付ける製本方法です。本文を表紙でくるむように付けることから「くるみ製本」と呼ぶそうです。また、糸や針(線)の無い製本ということから「無線綴じ」とも言われます。
この製本方法はページ数の多い冊子に向いています。また、比較的丈夫なので長期保存にも向いています。

  • 複数面印刷された大きい紙を、単面に断裁
  • 本文をページ順に整える
  • くるみ製本
  • 3方を整えたら梱包して納品へ
一見シンプルな製本方法のようですが、デリケートで、微妙な調整が必要とされるそうです。ただ機械を動かしているだけではなく、職人の経験と勘が生かされているのです。
イナミツの職人さんたちは、それぞれが高い技術を持ち、淡々と仕事をこなしています。その様子に「信頼」という言葉が思い浮かびます。
仕事量が多く、夜遅くまで作業する日々が続くことも。それでも集中力を切らさず、ただ黙々と。



「いや、それって別に普通じゃん!」という方もいらっしゃいます。
でも、印刷物に限らず、様々なものづくりの職人さんたちが
誠実に仕事と向き合っている姿を想像して、
「ありがたいなぁ」とか思うと、ちょっと気分が良くなるかも。

イナミツの本、いまあらためて「キレイだな」って思いました。

 

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